<vol.5>祖母の介護生活:認知症(中期)※施設生活前編 【介護相談 コーチング Webプランナーはクルウプランニングへ】
<前書き>
前回までは在宅生活でしたが、今回から施設生活になります。
引き続き私の家族介護の体験であり、介護方法や方針は様々であり私個人の感想や持論
ですのでご了承ください。
<祖母情報>
介護度:要支援2
住居:ケアハウス
身体:見守り一部介助
主介護者:長男夫婦(私の父母)
副介護者:(次男夫婦)
家族のかかわり:週2回以上来所し洗濯や生活用品の補充。
<入居生活START>
1か月もすれば帰宅願望もなくなり、施設が自分の家と認識したのか落ち着いた生活を
しばらく送っていました。
ケアハウスなので部屋は個室で自分の空間もあり、軽介助者はわりと自由なので
フロアで過ごしたり自動販売機で飲み物は自由に購入できます。
祖母は独歩で介助も見守り程度なので職員さんや他者とお話するなど自由に過ごしてい
ます。
そんな落ち着いた日々も長くはなくある日事件が…
<始めに以下施設のルールです>
・本人の現金所持は小銭程度で多額の現金は持たせない。
・現金は施設に預けて管理し必要時は申し出により本人へ渡すか、家族が管理する。
【お金がなくなった!!盗まれた!?】
入居して4か月くらいのこと、施設より家族へ電話がありました。
祖母がお金が無くなったと言っている、
部屋の中は探したけど見つからなかったとの事。
施設側は念のため家族に聞きました。
→身内や家族さんは小銭以外現金を渡してないですよね?
もちろん !!!!????
なんと父が祖母に現金10万円を渡していたのです。(驚)
父によると祖母が現金を持ちたがるから渡した、
欲しいと言ったら追加もたと・・。
これで祖母の妄想でなく現金は盗まれた可能性もでてきました。
他の入居者さん?外部者?職員?
額も大きいので、施設で大きな問題になりました。
施設の職員さんへ聞き込みや、他の入居者さんが持って行った可能性もあるので慎重に
対応され、認知症の祖母が施設内のどこかへ隠した可能性もあるので探しています。
家族では、面会者の確認と関係者(次男家族)に報告しましたが知らないとの事。
しかし次の日に、次男夫婦から連絡ありました。
次男息子(孫)が面会に行くと毎回祖母からお金をもらっているそうです、
始めは数千円でしたが、最近は1回で2~3万円もらうようになっていたとの事でした。
!!!!!!
祖母は、孫にこずかいを渡していたのです!!
孫にこずかいを渡したのを忘れ、手元に現金がないため
「無くなった、誰かに取られた」と思ってしまったのです。
[母より電話報告]
祖母は頻繁に多額のお金を渡していたのですから
既に金銭管理ができなくなっていたんだなと思いました。
そして今回の件は父が悪いです、気持ちはわかりますが・・。
父は軽い気持ちでとった行動であると思いますが、
‘‘認知症‘‘病気のことを理解していなかったのです。
そして何より自分の勝手な判断で施設のルールに従わなかったのがいけません。
(私が家族に言ったこと)
・施設は全く悪くない、施設のルールを守らず大金を渡した家族が悪いこと。
・今まで築いてきた施設との信頼関係を家族側がうらぎったこと。
・今後施設のルールは厳守すること、退居通告されても仕方ないこと。
・施設のルールや方針で、家族からの思いや考えがある時は、
自分達で勝手に判断しないでまず施設に相談すること。
・家族で介護できないから施設でお世話になっていること。
・祖母と我々家族は施設(職員や関係者)に助けられていること。
(施設職員さんには大変ご迷惑をかけました)謝謝謝
<以後の対策と提案>
[私の助言]
祖母は現金が手元にある習慣があるのでしばらくはお金に執着しているだろう、
落ち着くまでは現金管理を施設に委託すること。
家族面会時に祖母がお金欲しいなど言った時はすぐに施設に報告し指示を仰ぐこと。
孫が面会にいきこずかいを渡された場合は断らないで素直に「ありがとう」と受け
取ること。受けっ取ったお金は家族に返金し家族(主介護者)が施設に連絡すること。
以上のことを施設と相談(提案)するように言いました。
施設と話し合いの結果、ほぼ提案通りになり(施設側提案一部修正)
その後しばらくは、職員さんや家族にお金の事を言っていましたが、
すぐに職員さんの指示やサポートもありゆっくりと落ち着いていきました。
さすがプロです!
毎度感謝です!
<まとめ>
今回のことで父の取るべき行動→「施設に相談する」です。
まず相談していれば今回の事件は起きていません。
施設にはルールがあります、共同生活だから当たり前です。
施設のルールに従えないのなら、自分達で納得できるルールの施設か
在宅介護を選択するべきでしょう。
みなさまは私の家族のように勝手な判断をしないようにしてください。
場合により家族の責任問題になることもありますのでご注意して下さい。
※相談・提案のよいところ
相談・提案することは、家族の意向や方針を施設側に伝えることです。
そして施設側は家族の意向や方針を把握することにより、できるだけ意向に沿った
ケアができます。また、家族も施設側の意向や方針を知ることができ、お互いの
‘‘思い‘‘が共有できる、わかちあえるコミュニケーションだと思います。
だからどんな些細なことでも、相談提案することをお勧めします。
このことがあったにもかかわらず・・
また別の事件が・・→次回に続きます。
<架け橋がミッション>
介護に対する不安や悩みはご相談ください、些細な疑問でもかまいません。
元ケアマネジャーの私にご相談いただければ、経験や持論を含めお答えし情報提供を
します。関係機関へのつなぎ方、サービス業者の選び方も助言致します。
ご希望であれば台本(マニュアル)を作成します。
現在介護サービスをご利用の人は、今の介護担当者以外の意見を聞いてみたい
などの‘‘セカンドオピニオン‘‘としてもご活用いただけます。
※相談すること
まずは私にご相談していただくのはいかがでしょうか(^^)
詳しくはホームページをご参照ください。
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