<vol.10>迷子【介護相談 コーチング Web制作はクルウプランニングへ】
今回は私の体験談を紹介します。
【一歩間違えれば恐ろしかったこと】
独居の人で軽度の認知症がある利用者。
認知症の初期とのことでもの忘れはあるが、
生活に支障はなく家事も自分で行っていた。
家族も近隣で毎週定期的に訪問しており、独居でも家族支援が良好である世帯。
本人はもの忘れが多くなったことや、他者交流がなくいつも一人で過ごしている
ことで主治医からデイ利用を勧められ介護認定後に支援依頼があった。
本人はもの忘れ以外健康で疾患なし、毎日一人で買い物や散歩に出かけている。
もともとは友人も多く社交的なこともあり、
デイの利用は抵抗なくスムーズにサービス開始できた。
デイも初日でなじみ抵抗なく他者交流ができ職員ともに良好な関係ができた。
本人もすぐデイが好きになり、自宅では次のデイはいつ?
と毎日家族に連呼していたとの事。
<デイ利用の流れ>
マンション前にデイ送迎車来る。
デイ送迎車は到着前に自宅へ電話を入れ、本人へ降りてくるように促しマンション下でキャッチ。デイの送迎時間は曜日によって多少違うため、送迎時間はプリントして自宅に貼ってある。
何も問題なく経過していたある日のこと、
デイの事情により当日の送迎時間が大幅に変わることになった日です。
→デイスタッフはいつもより30分早く電話連絡。
送迎時間がいつもより30分くらい遅れる、
迎えに行く前にまた電話するので家でお待ちくださいね!と伝え
→本人はわかりましたと言い電話を切った。
デイの送迎時間が調整完了後、スタッフが自宅へ電話しましたが電話に出ない。
何度もかけるが応答なし。
私はデイスタッフから報告受ける。
私はデイスタッフに、家族へ連絡するように指示。→不通
私は自宅へ急行→不在
手分けして近隣を探しまわる。→見つからない
警察へ届けるか・・?
しばらくして、近隣の郵便局からデイに電話あり本人発見。
局員さんは一人で不安そうな老人だったので声を掛けたそうです。
声かけた時に本人はデイに行くと言っており、持ち物からデイのノートが
あったので電話したとの事です。
その後デイスタッフが迎えに行き事なき終えた。
本人に理由を聞きましたが、迷子になったと言って笑うばかりで
詳しく話さなかった(忘れて話せなかったか)ため詳細はわかりません。
何より事故なく無事に見つかったこと、
「本人は無事にデイに来れたこと」
お互いが笑った感動した出来事でした。
本人はこういった行動をしたのでしょうか?
本人の気持ちを推測し深掘りしてみます。
<本人の気持ち>
→デイが楽しい、デイが好き、デイに行きたい、デイに行く日。
しかし時間になっても送迎車が来ないことを不安に思う。
→もしかして送迎車に乗り遅れたのではないか、デイに行かなきゃ。
→いつも通っている所だから一人で行ける。
→デイに歩いていくことを決めた。
と推測しています。
認知症の人の行動は理由があります。
本人の発言や行動を否定せず共感していくことも大切に思います。
<架け橋がミッション>
介護に対する不安や悩みはご相談ください、些細な疑問でもかまいません。
元ケアマネジャーの私にご相談いただければ、経験や持論を含めお答えし情報提供をします。関係機関への初回相談、サービス業者の選び方も助言致します。ご希望であれば台本(マニュアル)を作成します。現在介護サービスをご利用の人は、今の介護担当者以外の意見を聞いてみたいなどの‘‘セカンドオピニオン‘‘としてもご活用いただけます。
詳しくはホームページをご参照ください。
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